2018-09

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めずらしいもの。

130526_stex.jpg

BO関連でとても嬉しい出来事があったので、
おもむろにラクガキしてみたBO/STEX絵。
もうちょっと気合いを入れたものが描きたかったんですけど、
今はこれが精一杯……!

まだ語り尽くせていない、形に出来ていない、
書きかけの部分が頭の中や胸の内にコロコロとあるので、
思いを馳せるだけで、今なお何かと楽しいです。

《黒》と《赤》の2人が相変わらずで、本当に良かった。
この2人が変わらず駅と人々を見守ってゆくことは、
PCの望みでもあるので……うん、良かった。

以下、思いつきで STEX の小咄をヒトツ。

BO打ち上げ個人誌の、更に後日談といった感じで、
説明不足感が半端なさすぎる!のですが、
その頃のご縁があった方の目にふと止まることがあったなら、
それはとても有り難いことだなぁとか、そんな感じで。
 * * *


 『めずらしいもの』

 ─────────────────────────

 ふいに──「めずらしい」と言われた。

 要するに、ボクらしくない、ということだろう。
 でもそれは、どうやら否定的な意味合いではなさそうで、
 むしろ、そうした変化を肯定してくれているかのようだった。

「うん。なんとなくだけど、捨てられなくて」

 本格的な片付けの最中に出てきた、もの。
 古い、デジタルカメラ。
 確か STEX に乗る以前から使っていたものだから、
 かれこれ何年前の型になるんだろうか。
 果たして今後も必要かどうか、仕分けようとして──、
 クロスで拭いてパソコンラックの天板の上に飾っておこう。
 という結論と行動に達したのは、ついさっきのこと。
 服にも部屋にも飾り気のなかったボクにしては
 めずらしいことをしていると、感じてくれたんだろう。

 壊れた、というわけではない。
 素人目には今のところ本体に問題はなさそうだけれども、
 ただ、バッテリーの方が既に弱り切ってしまった。
 目一杯充電をしても、起動できるのはごくわずかな時間だけ。
 もはや充電コードを繋ぎながらでないと使えない、
 どうしようもなく不自由な存在。

 めずらしくもなんともない、これまで通りのボクならば、
 こんな不自由な家電、迷わず処分していただろう。
 もしくは、店なりメーカーなりに問い合わせて、
 新しいバッテリーを取り寄せて、その自由を取り戻すかだ。
 白黒ハッキリ。生きるか、死ぬか。

 ボクがこのデジカメを起動することは、多分、もうない。
 必要なデータは既に他所に移しているし、
 今はスマホがデジカメの役目も担ってくれている。
 確かに新型のデジカメと比べれば甘いけれど、
 古いデジカメよりはずっと奇麗に撮れるし、
 あまり荷物を増やしたくないボクの性分にも合っている。

 であるにも関わらず、このデジカメを処分できなかったのは、
 それどころか、磨いて飾るという行為にまで及んだのは、
 おそらく──これに『撮影以外の機能』を求めているからだろう。
 単純に『思い出』という一言や一括では納得できない
 自分の理屈っぽさに、少し、こりごりしながら。

 あの日、ボクは、この眼(レンズ)を通して、彼らを目撃した。
 ボクとデジカメは目撃者だった。
 けれどボクは直ちに、その写真を消去した。

 彼らを目撃したことは、誰にも言ってはいけない。

 ずっと隠されてきた彼の姿を、ひいては、
 彼の傍らでこの上なく幸せそうに微笑んだ彼女のことも。

 彼の姿について、誰かに明かすつもりは一切ない。
 けれど、傍らの彼女が『探し物』を見つけ出すに至ったことと、
 それきり姿を見せなくなった彼女が掴んだ幸せだけは、
 ふいに、誰かに打ち明けたくなってしまう。

 ボクは漸く、理解した。
 ともすれば誰かを不幸せにしかねない秘密より、
 誰かと幸せを分かち合えるだろう秘密を保持する方が、
 ずっと、何倍も何倍も、難しいということを。
 口の堅い人間なつもりでいただけに、
 これは、ショックな発見だった。

 明かしたいけれど、明かせない。
 これまでずっと一人ぼっちで守り続けて来た秘密。
 それを、これからもずっと守りきれるのか?──と考えた時。
 どうしようもなく不安になってしまったボクは、
 この、古いデジカメに、縋ってしまった。

 この世界でたったひとつ、
 彼らの『思い出』を共有してくれているデジカメに、
 目撃者であると共に共犯者であってほしい、と。

 ボクが写真を消去することで、キミの口を封じた様に。
 キミもその冷えきった目線で、ボクを見張っていてください。

 争いを望まない彼らは、きっと、今も旅を続けている。
 《黒》と《赤》──死と隣り合わせのこの世界で、
 ボクが彼らにできることといえば、
 沈黙を守ることと、旅の無事を祈ることだけ。
 二人の旅路を邪魔する奴は、馬に蹴られて死ねばいい。

 だから、どうか良い旅を、幸せな旅を──今も。

 ─────────────────────────

 頭の中にポワポワと浮かんできたものを、
 いざ書き表してみると、二転三転、
 最初の予定とはちょっと違う気もするけれども、
 これはこれで!──とか、あるある話だと信じたい年頃です。

 彼こと不破義利さんの在り方が、
『周囲との関わりを断ち切った上で身を潜めて生き存える』
 であるならば、彼とその在り方を尊重するからこそ、
『どんな些細な情報であっても、表に出すべきではない』
 という極めて慎重な姿勢を崩せないのが、
 ボクこと氷雨ユキオの在り方なのだと思います。

 なんというかこう──不破さんのことは伏せつつ、
 彼女こと氷月亜璃亜さんの幸せだけを語る──という話術を
 始めから自分に期待していないので、黙るしか、と。
 でも、誰かに明かしたいという気持ち自体は肯定できている分、
 当初より少しは柔軟になっているのかもしれません。 
 不器用そうなのは相変わらずですけれども!
 この小咄も、今よりは昔のイメージで書いております。

 他にも拾いたかったネタがいくつかあった筈なんですが、
 あああ、文章の構成って難しいですね。
 やはり文章も練習あるのみなのかしらん……?

 ががが、がんばるー!

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